亀岡市について
亀岡市はこんな街
亀岡市(かめおかし)は京都府は、京都府中西部に位置します。京都市と高槻市に隣接しています。
JR亀岡駅ーJR京都駅間は快速電車で約20分、普通電車でも約30分です。
人口は、京都市と宇治市に次いで京都府第3位です。令和元年10月1日の時点で亀岡市の人口は88,618人。
①戦国時代末に明智光秀が築いた街、亀山。
亀岡の旧名は亀山です。亀岡市は旧の丹波国の最南端。山城の国・摂津国の境目に位置します。旧丹波国の中で人口は最多で、旧丹波国の中心となる都市でした。
戦国時代末期に明智光秀が丹波亀山城と城下町を築きました。この城下町が近代亀岡の礎となりました。
明智光秀は領民に愛され、名君として称えられていました。また、5年に及んだ丹波平定を成し遂げました。丹波攻略戦の拠点となった亀山城を始め、ゆかりの名所・旧跡が現在の亀岡市には残っています。
②出雲神話の大国主神伝説の街
亀岡市は亀岡盆地と周辺の山地の中心に位置します。亀岡盆地のほぼ中央を大堰川(おおいがわ)(地元では大堰川や保津川又は、桂川と呼びますが何れも同じ川です)が流れています。この川は京都観光で有名な嵐山まで流れています。
出雲神話で有名な大国主神が亀岡と嵐山の間の渓谷を切り開いて水を流し土地を
干拓して切り開いた渓谷を妻神「三穂津姫命」の名前にちなみ保津川・保津峡と名付けたという伝説も残っています。亀岡市千歳町の出雲大神宮の祭神となっています。
また、亀岡盆地は太古は大きな湖で風が吹くと美しい「丹色」の波が立ったとされた
ことから、この辺りを「丹のうみ・丹波」と呼ぶようになったそうです。
③霧の都、亀岡
晩秋から早春にかけて亀岡名物の深い霧が発生します。「霧の都、亀岡」と言われる所以です。この季節の午前中に京都市内から国道9号線を通り、亀岡市内に入ると景色が一変します。
④自然豊かな街
大都市に隣接していますが自然は豊かです。特に水田生態系は豊富に残されています。6月には蛍が見られます。筆者もこの季節には蛍を見に行きます。「あたり一面が蛍の光」という場所もあります。毎年のことですが、とても感動します。
また、アユモドキ(国の天然記念物)やオオサンショウウオ(特別天然記念物)・ホトケドジョウが観察されています。
尚、アユモドキは絶滅寸前種に指定されており、保全活動が盛んです。
⑤2020年より京都サンガF.C.のホームタウン
2019年12月現在、JR亀岡駅北口付近に「サンガスタジアム by kyocera」(京都府立京都スタジアム)を建設中で2020年1月の開業を目指しています。それに伴い、京都サンガF.C.が同年シーズンよりホームスタジアムとして使用する予定です。
スタジアムはJR亀岡駅から徒歩で300mの場所に建設され、約21,600人を収容できるそうです。サッカー・ラグビー・アメリカンフットボールなどの専用球技場です。
2020年1月11日(土)~2021年1月11日(月)
の期間、スタジアム内の特設会場に「麒麟がくる 京都NHK大河ドラマ館」が開業されます。
また、駅の北側には2020年中にホテルが2ヵ所、計200室を開業予定。亀岡の観光で有名な湯の花温泉・保津川下り・トロッコ列車などと共に観光客、宿泊客の純増が期待されています。
⑥年間140万人の観光客、筆者オススメ観光スポット
「京の奥座敷」といわれる丹波の国・亀岡市。京都市から電車で20分ほどの距離ですが、豊かな自然や歴史と文化があり有形無形の文化財が沢山あります。
・保津川下り
世界的にも有名な川下りです。亀岡を代表する観光で、年間30万人の観光客が世界中から訪れます。ミシュランのグリーンガイドでも星付きで紹介されています。
船から自然美を楽しむだけでなく、川下りのスリルも味わうことができます。
※ありのままの自然を体感できますが、雨のために増水したりすると、一時見合せたり中止になったりします。悪天候の場合はご注意下さい。
・嵯峨野トロッコ列車
保津川下りと併せて亀岡を代表する人気観光です。紅葉など観光シーズンには予約がとれないほどの人気です。春夏秋冬の自然美を堪能できます。
・縁結び・元(もと)出雲で有名な「出雲大神宮」
出雲と言えば島根県の「出雲大社」が有名ですが亀岡市の「出雲大神宮」の方が本家であるという説もあるようです。
島根県の「出雲大社」がそう名乗り始めたのは明治になってからです。それまでは「杵築大社」と呼ばれていました。
一方、亀岡市の「出雲大神宮」は足利尊氏が修造したと伝えられています。
本殿は重要文化財です。丹波國一之宮(丹波の国で一番格式が高い神社)です。
筆者が毎年、初詣にお参りする神社です。初詣には本殿に大行列ができています。
・明智光秀の亀山城跡
織田信長の命によって天正5年(1577年)頃、築城されたとされます。(この亀山城については正確な史料が残っていないので、わからないことが多いそうです)
明智光秀が丹波平定の拠点とした城跡です。JR亀岡駅から徒歩10分から15分程の距離です。
・「身代わり観音」発祥の穴太寺
身代わり観音伝説発祥として知られる「聖観音像」で有名です。観光バスが停車しているのをよく見かけます。人気の観光スポットで、鎌倉時代につくられた「釈迦如来涅槃像(なで佛)」や京都府の名勝に指定されている庭園も美しいです。
※重要文化財の御本尊の「聖観音立像」は秘仏となっていて特別拝観時のみのご開帳です。
・室町時代にはじまる亀岡祭り
10月下旬の3日間、亀岡で最大のお祭り「亀岡祭」が賑わいを魅せます。街中が賑わい、観光客にも人気の行事です。山鉾は圧巻です。
・平和の祭典、保津川花火大会
昭和30年、亀岡市が平和都市宣言をしたことをきっかけにはじまった保津川の花火大会。京都府北部最大の花火大会で打ち上げられる花火は5000発ほど。大変な賑わいです。
大規模で嗜好をこらした花火大会の目玉は特選玉というとても珍しい花火。
筆者は毎年、自宅のベランダから観賞します。
・「七谷川の桜」
亀岡には桜の名所が沢山ありますが、筆者のおすすめの絶景桜スポットです。約1㎞もある桜並木を堪能できます。
・ホタルの光のイリュージョン
ホタル時期には光のイリュージョンか楽しめます。絶景スポットはいくつかあります。きっと一生忘れられない光景が見られると思います。
・道の駅 ガレリア亀岡
ガレリア亀岡は道の駅ですが、地元情報発信の場所でもあります。物産店「アトリオ」では亀岡の特産物が沢山並びます。
「アトリオ」が開店するのは午前9時。開店前から行列ができています。お目当ては収穫されたばかりの野菜です。ここの野菜は安くて美味しいので、すぐに売り切れます。オススメです。
今日はここまで。